ウマ娘 9話 感想 コンドルより早く飛んでみせる
ウマ娘9話「スピカの夢」の感想。
凱旋門賞への夢。
Aパートはトレーナーさんのアツい指導。
「俺はお前たちが先頭争いをしているところが見たい!」
私たちの感覚だと1,2週間の話だけど、
作中だと1年近くスズカもスペも燻っているところで、このセリフ。
アツいですねぇ。
(”サイレンススズカという夢”を加味すれば、さらに…)
その後の、誰もトライアスロンが成功してないのに
スイーツを奢っていたり、感極まりつつ「お前たち全員のレースが」と
他キャラクターも忘れないところがよい。
あとは寝床で4人がポーカーをするシーンが好きw
みんな手が弱い+セリフは自信満々の組み合わせは面白い。
一瞬のカットなのに、シリアスとギャグを打ち込んでくるセンスがすごい。
掛け金の人参がキャラの性格でそれぞれ置き方が異なっている細かさも◎
史実では、異例の長期間に渡る海外遠征。
日本が夢見る凱旋門賞への勝利に向けて。
だがその夢はフランスに敗れ去り、惜しくも二着。
史実でも日本馬の最高着順は二着で、
過去にエルコンドルパサー・ナカヤマフェスタ・オルフェーヴル(2回)が
ゴールを前に二着、未だに夢を逃し続けている。
ここで良かったシーンは、
レース後に電話越しに会話をするスペとエルのシーン。
最初は普段どおりの、元気な様子で「みてくれた!?」
「あとちょっとだったんだよ!」とエル。でも次第に声色が変わって、
「本当に…世界、目の前だったのに。あと、ちょっとだったのに…」
そういって、すすり泣き始めるエルちゃんが本当に切ない。
でもどこか、笑ってはぐらかそうともしているのかな。
高橋未奈美さんの熱演も素晴らしかった。
スマホ越しだから、実際に泣いているエルの姿は映さない演出もナイスで、本当にセンスがある。
あと、エルコンドルパサーは「デース!」口調キャラなのだけど*2、実は口調はキャラ作りの一環で、本人が本当に集中しているときは普通に話しかけてくる緩急がまた、ウマい作りだなぁと思う。ウマだけに。
しかも落ち着いた声になるので、余計にイケボ感がすごい。
本当に、リアルでもアニメでも、エルちゃん陣営の凱旋門賞にかける思いというのは相当なものだったと思うので、今はひとまず、エルちゃんおつかれさま。と言いたい。
8話↓
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